昨今、インターネットで情報商材が弓道界にも進出してきている。これからも減ることはなく、この狭い市場で繰り返されていくのだと思う。
さらに悪いことに検索エンジンで上位に来るようなアフィリエイトサイト(商材の購入を誘導して広告料をもらうサイト)が乱立している。
調べてみると商材のアフィリエイト収入は利率が非常に高く、商品価格の20~30%で4000円~5000円となっているらしい。
しかしその実態はただのビジネスとしての商材であり、売り上げを最優先する金儲けの古典だ。
高い値段設定にして広告料を上げて初心者を釣って利益を得る。
中身は当たり障りの無いコトを書かせ、誰にでも価値があるかのような宣伝。
それなりに高いお金を払って買った人は自己肯定バイアスにより無理矢理納得する。
やっていることはただの搾取。あらゆる情報商材で共通する手法で、人の不安と希望を揺動して金をむしり取る。
情報商材だけでなく、ネット上の有料指導や情報コンテンツも同じで、初心者をカモにして高い指導料を取っているサイトもある。
「誰でも的中できる。」≒「誰でも1000万円稼げる」といった文句の情報には価値がないことは皆お分かりであろう。(的中9割以上の射手は上位数%であるし、1000万円以上の年収を手にしている人間は上位数%なのは変わらない事実である)
どこか「楽に自分が秀でる」ことを求めてしまうスケベ心に付け込んでいる。普通に考えればわかるが、人一倍の努力なしに出来ないことをできるようにはならない。
みんなが努力なしにできることなら、もうやっている。
記事で公開したが、一つの正しいと思っている型を追求させることは上達につながらない。
支離滅裂な情報で競技力を低下させるコンテンツは弓道の廃絶につながるため、強い意志で購入を拒否していきたい。